Kindle Paperwhiteが発売されてから、電車内でも電子書籍リーダーを使って読書をしている方を見かけるようになりました。
日常的に持ち歩くことを考えると、気になるのはやっぱり「重さ」です。
「本当に軽いのか?」
「長時間持っていると疲れてこない?」
そこで、人気の電子書籍リーダー4機種を、重量とサイズにスポットを当てて比較してみました。
今回比較対象としたのは、「Kindle Paperwhite」、「Sony Reader PRS-T2」、「kobo glo」、「Lideo(リディオ)」です。
同じ6インチの電子ブックリーダーでも、重さを比べて見ると大きな違いがあります。
最も重いのはAmazonのKindle Paperwhiteで200gを越えています。
最軽量の電子書籍リーダーは、Sony Reader PRS-T2で164gでした。
Kindle Paperwhite | 213g |
kobo glo | 185g |
Sony Reader | 164g |
Lideo | 170g |
Kindle Paperwhiteに比べて、Sony Readerは23%も軽い電子書籍リーダーです。
片手で長時間持つことを考えると、この差は無視できません。
ちなみに、Kindle Paperwhiteの重さを例えると・・・
⇒一般的な計量カップ(200cc)にお水1杯を入れた重さと同じぐらいです。
Sony Readerの重さを例えると・・・
⇒一般的な文庫本の重さが150g程度なので、それより少し重い程度です。
Sony Readerは重さの面でも紙の書籍を意識して作っているのかもしれません。
サイズで比較してみても、最軽量のSony Readerに軍配があがります。
「片手での持ちやすさ」を重視した場合、気にすべきは「薄さ」と「横幅」です。
薄さはどの端末も1cm以下となっており、ほぼ同じです。
しかし、横幅はSony ReaderとBooklive!のLideoが一歩リードしています。
ReaderはKindle Paperwhiteよりも0.7cm横幅が狭いので、この感覚は持ってわかるレベルです。
特に手の小さい女性の方は、少しでも幅が狭くて持ちやすい電子ブックリーダーを選びたいのではないでしょうか?
ちなみに、文庫本の横幅は105mm、コミックの横幅は112mmです。
ReaderとLideoは、文庫本よりも少し幅が広いものの、コミックよりも持ちやすいと言えます。
Kindle Paperwhite | 幅117 × 高さ169 × 薄さ9.1mm |
kobo glo | 幅114 × 高さ157 × 薄さ10mm |
Sony Reader | 幅110 × 高さ173 × 薄さ9.1mm |
Lideo | 幅110 × 高さ165 × 薄さ9.4mm |
逆に、「高さ」を重視してみると、Sony Readerは断トツ背が高いです。
端末の背が高いデメリットは「ポケットから、はみ出る可能性が高い」ということです。
コミックの縦幅は174mmなので、どの端末もコミックよりも背が低いサイズです。
しかし、電子書籍リーダーを入れたいポケットが浅く、入らない可能性を考えると、最も背が低いkobo gloが視野に入ってきます。
電子書籍リーダーを選ぶ時、気にするポイントは2つです。
読書専用リーダーに使われている「電子ペーパー」は、光に反射しにくく、目に優しい特徴があります。しかし、バックライトを使っていないので、暗闇に弱いというデメリットがあります。
まさに、普通の紙と同じ特性なのです。
それを、暗闇でも読めるようにするため、一部の電子書籍リーダーには、「フロントライト」が内蔵されています。
ライトが付いている端末なら、暗い場所でも明るい場所でも気にせず読書できます。
現時点でフロントライトが付いている電子ブック端末は、「Kindle Paperwhite」と「kobo glo」です。
「Sony Reader」と「Booklive! Lideo」にはライトは搭載されていません。
しかしながら、実際に紙の本を読むシーンを想像してみると、あまり暗い場所で読書をする機会はありません。
少し暗い場所なら、電気を付けて本を読みますし。。
ちなみに、Readerは、別売りのアクセサリーとして「ライト付きブックカバー」が販売されています。
フロントライト搭載は当たり前となってきている流れがあるので、ReaderやLideoにも次機種にはライトが搭載される可能性が高いと思います。
無線LAN(Wi-Fi通信)はすべての端末に搭載されています。
自宅のコンピューターと電子ブック端末をケーブルで繋がなくても、書籍の購入やダウンロードが可能です。
ここでいう「無線通信」とは、外出先などあらゆる場所で通信できるか?ということです。
いわゆる「3Gモデル」や「WiMAX内蔵」の機種は、電子書籍リーダー一台を持って外に出かけるだけで、どんな場所でも本を買うことができます。
無線通信ができる機種は「Kindle Paperwhite」と「Booklive! Lideo」です。
Lideoには標準でWiMAXが搭載されていますが、Kindleの場合は7,980円の通常版ではなく、12,980円の3Gモデルを買う必要があります。
楽天のkobo gloには、3Gモデルはありません。
Sony Readerシリーズには、3Gモデルを搭載した機種(PRS-G1)が発売されているのですが、月額料金が必要です。
Readerの3G料金プランは
電子書籍購入だけできるプラン:年額1,050円(ただし最大2年間は無料)
Webアクセスもしたいプラン:月額580円
となっています。
しかしながら、無線通信の重要度は使う人によって変わります。
無線通信が搭載されていなくても、本を読むことはできますので、本の購入作業だけ自宅で済ませておけば、特に通信が必要なシーンはありません。
では、なぜ無線通信を搭載したモデルがあるのか?という話です。
Amazon Kindle Paperwhiteの3Gモデルの場合は、通信によってあらゆる場所でWikipediaでの検索が可能です。
わからない単語は内蔵辞書で調べることができますが、Wikipediaを使って人物名なども調べられます。
WiMAXを内蔵しているBooklive!のLideo(リディオ)は、「お年寄りにも電子書籍を楽しんでほしい」というコンセプトの元、製造されています。
つまり、パソコンすら持っていないお年寄りの方であっても、Lideo一台を買うだけで電子書籍を使った読書が楽しめるということです。
パソコンを持っていないおじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントにも良いかもしれません。
各機種ともに、価格には違いがありますが、電子書籍リーダーを買う場合、価格だけで選ばない方が良いと思います。
読書は日常的におこなうものなので、使いやすさや重量、持ちやすさなどを重視し、一番合うものを選んだほうが、長い目で見てよく使うと思うからです。
Kindle Paperwhite | 7,980円 |
kobo glo | 7,980円 |
Sony Reader | 9,980円 |
Lideo | 8,480円 |
電子書籍リーダーの中でも「電子ペーパーを使った読書専用端末」は、6インチサイズが主流です。
代表機種は、Sony Reader、Kindle Paperwhite、kobo glo、Lideoです。
対して、アプリをダウンロードして、動画やゲームが楽しめるカラー液晶のタブレット型PCは、7インチサイズが主流となっています。
代表的な機種は、iPad mini、Kindle Fire、Nexus7です。
ちなみに、Apple iPadは9.7インチです。
また、kobo miniのように5インチサイズの電子ブックリーダーもあります。
どれも優れた人気の機種なので、人それぞれ選ぶ機種は違うと思います。
しかし、今回比較した限りでは、私がお勧めしたい電子書籍リーダーは「Booklive! Lideo」です。
■重量・サイズ
ともにReaderには劣るものの、優秀です。
軽いので片手で長時間持っても疲れにくく、横幅もスリムなので手が小さな女性の方にも馴染むと思います。
■ライト
Lideoにはライトが付いていないのが大きなデメリットです。
しかし、ここは紙の本と一緒だと考えることにして割りきりました。
■無線通信と価格
LideoはWiMAXが標準で搭載されているので、どこでも電子書籍が買えます。
そして、WiMAX搭載にも関わらず、価格が8,480円と優秀なのが魅力です。
Booklive! Lideoを購入した場合、電子書籍ストアの「Booklive!」を通じて本を買うことになります。Booklive!は凸版印刷グループの電子書籍ストアで、現時点で9万冊以上と、国内最大級の品数を揃えています。
また、Booklive!は、iPhone、iPad、Androidアプリを無料で提供しています。
もしLideoを使わなくなっても、Booklive!で購入した電子書籍は、iPadやスマートフォン、Kindle Fireで読むことが可能です。
【送料無料】
本屋さんが選んだ電子書籍リーダーBookLive!Reader Lideo
価格:8,480円(税込、送料込)