ASUS MeMO Pad ME172Vは、パソコンメーカーのASUS(エイスース)が製造開発している7インチタブレットです。
Android 4.1.1を搭載し、アプリをインストールすることによって機能を増やす事が可能。
ASUS MeMO Pad ME172Vは、電子書籍リーダーとしての作りを意識されており、電子書籍ストアの「eBookJapan」とも提携しています。(詳しくは後ほど解説)
カラーはグレーとピンクの2色展開で、販売定価は17,800円です。
ASUS MeMO Pad ME172Vと、他社製の7インチタブレットを比較してみます。
MeMO Pad | ASUS | 196.2 x 120 x 10.45mm | 358g | 17,800円 |
Nexus7 | 198.5 x 120 x 10.45 mm | 340g | 19,800円 | |
iPad mini | Apple | 200 x 134.7 x 7.2 mm | 308g | 28,800円 |
Kindle Fire HD | Amazon | 193 x 137 x 10.3 mm | 395g | 15,800円 |
※ちなみにNexus7はGoogleが販売する7インチタブレットですが、製造はASUSが手がけています。
他社の7インチと比較して、あまり特筆すべき部分がないのが正直なところ。
価格はAmazon Kindle Fire HDに迫るほどの低価格設定となっています。
しかし、バッテリーの駆動時間は7時間であることや、容量が8GBである部分は、他社製品に較べてやや見劣りします。(iPad miniは10時間駆動、16GB)
ASUS MeMO Pad ME172Vは、電子書籍ストア「eBookJapan」とのコラボによって誕生した電子書籍リーダーです。
eBookJapanは電子コミックに強い書店として知られている、国内有数の電子書籍ストア。
ASUS MeMO Pad ME172Vには、eBookJapanのブックリーダアプリが最初からインストールされています。
最初から電子書籍リーダーのアプリが入っていることからも、ME172Vが「電子書籍を読むためのもの」を想定して作られたことがわかります。
MeMO Pad ME172Vを買うと、eBookJapanで電子書籍を買うときに使える、3,150円分の図書券が同梱されています。
もし、電子書籍リーダーとしてMeMO Padを買うのであれば、実質的には14,650円で買えることになり、Kindle Fire HDよりも安くなりますね。
また、「ダッシュ勝平」「F-エフ-」などの作品で知られる漫画家「六田登」氏が書き下ろしたヘミングウェイ原作の「老人と海」を無料でダウンロードできます。
今回提供される「老人と海」は、六田氏が7インチタブレットで読まれることを前提として、この機種のために書き下ろした渾身の作品。トータルで240ページの大作です。
今回のもう一つの目玉は、マンガ全巻とのセット販売です。
セット販売の価格は、通常eBookJapanで全巻を購入するよりも安く提供されるので、原作を電子書籍で読みたいという方にとっては、非常にお得感があります。
例:
手塚治虫全集(400巻)+ME172Vのセット販売(103,050円)40,225円の割引
ME172V単品+自分で手塚治虫全集を買った場合(143,275円)
提供予定のセット販売作品は、
など、全25種類。
管理人がこの商品を買うべきかどうか、独断と偏見で判断します。
口コミにもあるように、Google社のNexus7の廉価版として位置づけられているので、MeMO Pad ME172Vを単体で買うのはあまり魅力的ではないと言えます。
しかし、eBookJapanとのコラボレーションはかなりアツい。
図書券が付くのはもちろんですが、通常よりも割引で販売される、「全巻セット販売」の取り組みは、原作のファンにとってはたまらないのではないでしょうか?
そう考えると、MeMO Pad ME172Vを電子書籍リーダーとして積極的に活用していきたいと考えている方にとっては、Nexus7よりもMeMO Padを選ぶのメリットが出てくると思います。