Acer(エイサー)が、新型タブレット端末「Iconia A1-810」を発売しました。
国内では、通称「マンガロイドZ」という名前が付けられており、eBookJapanとの提携によって電子書籍リーダーとして発表されています。
国内での発売は2013年6月28日です。
マンガロイドZは、アップルのiPad miniと同じ7.9インチのタブレット端末です。
鮮やかなカラーを実現する「IPS液晶ディスプレイ(解像度1024×768)」を採用し、雑誌や写真集もフルカラーで楽しめる仕様です。
OSにはAndroid4.2を採用し、電子書籍を使った読書の他にも、メールやインターネットなど、さまざまなコンテンツが楽しめる多機能タブレット端末です。
フロントには30万画素、バックには500万画素のカメラも内蔵しています。
気になるバッテリーは7時間となっており、iPad miniの10時間バッテリーと比較すると、やや心もとない印象を受けます。
厚さ11mm、重さは410g。
iPad miniやKindle Fireと比較するとやや重いスペックです。
1GBのメモリーに16GBのストレージ、さらにmicroSDスロットを搭載しているので、ディスク容量に関しては申し分なしだと思います。
マンガロイドZの特筆すべき点は2つ。
一つ目は「クアッドコアCPU」です。
カラー電子書籍は、CPUのスペックが低いと読み込みに時間がかかります。
しかし、MediaTek MT8125T(1.2GHz) クアッドコアCPUを搭載したマンガロイドZであれば、電子書籍のページめくりもサクサクおこなえます。
また、同社のプレスリリースによると、動画視聴やゲームもストレスのない滑らかな動作を実現しているとあります。
2つめは「ボディ形状」です。
410グラムという重さが気になる部分ではありますが、人工工学に基づいた持ちやすいボディ形状を採用しているため、片手で手軽に持ち運びができます。
マンガロイドZの販売価格は23,000円程度です。
iPad miniよりもやや良心的な価格設定となっています。
しかし、マンガロイドZの魅力はeBookJapanとの提携によって実現した付属品にあります。
標準で、eBookJapanで利用可能な電子図書券が5,250円分付属しています。
図書券分を考慮すると、実質販売価格は18,000円程度になります。
この金額はiPad miniと比較すると1万円以上も割安となります。
■プレスリリース(Acer)
http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/press/2013/61917
■プレスリリース(eBookJapan)
http://www.ebookjapan.jp/ebj/info/news/2013/06/18_acertabcoupon.asp