電子書籍サイト「ebookjapan」を運営している、株式会社イーブックイニシアティブジャパンが、2012年度第2四半期の決算発表をおこないました。
売上高:13億5,300万円(44.4%増)
営業利益:2億円(22.7%増)
マンガの品揃えに強みを持つebookjapanは、今期でコミックだけののラインナップ数が5万冊を突破しました。電子書籍全体では早川書房との提携などにより、61,960冊になっています。
ブックリーダーのの利便性を向上させるため、新しく開発した「プログレッシブダウンロード形式のブックリーダー」も順調のようで、まだダウンロードが完了していない電子書籍も読み進めながらダウンロードしていくことができるようになりました。
注目すべきなのは、売上高は数字、伸び率ともにPCよりもモバイルの方が上回っていることです。
パソコンで電子書籍を読むイメージはあまりありませんが、やはりタブレット端末やスマートフォン、電子書籍リーダーを使ってイーブックを読む人が多いようですね。
取引先へのキャンペーン等を積極的におこなましたが、ラインナップが足りずあまりうまくいかなかったようです。
その他にも「イーブック図書券」の販売などをおこなっています。
その他事業の伸び率は、前年同期と比較して54.5%増となっているので、電子書籍用のイーブック図書券をプレゼントなどで渡す人が徐々に増えつつあることがわかります。
■品揃え
競合を大きく引き離すコミックの品揃えNo.1の盤石化
小説などを拡充して品揃え自慢の総合書店を目指す
■使いやすさ
AppStore総合No.1を達成したリーダーアプリの使い易さ改善
購入してから読むまでの時間と手間を徹底的に省く
■サービス
クラウド的トランクルームサービスの進化
ユーザーレビューなど、お客様の利便性と楽しさを高めていく
日本の電子書籍市場は、平成28年度には2,000億円になると予想されており、これからもますます市場の拡大が見込まれそうです。